会社を辞めてフリーランスになりたい…
大変って聞くけど、良いことももちろんあるよね?
フリーランスになりたいと言うと、「大変だからやめときなよ」と反対されることもあって不安になりますよね。
確かに大変なのは本当のことですし、筆者も苦労したことはたくさんあります。
しかし、悪い面ばかり見て避けていては何も始まりません。
もちろん良いことや魅力もたくさんあるので安心してください!
今回は筆者が実際にフリーランスになってみて良かったと思うこと、逆に後悔したことをご紹介します。
フリーランスの魅力を知るとともに、同じような後悔をしないように準備していきましょう!
- フリーランスを目指している
- フリーランスの魅力を知りたい
- フリーランスになった人が後悔していることを知りたい
フリーランスになって良かったこと
プライベートを優先してスケジュールを立てられる
会社員だと決められた日や時間に働かなければいけないことがほとんどです。
一方、フリーランスは納期も営業日も仕事量も自分で自由に決められます。
そのため、曜日関係なく自分の好きなタイミングで仕事や休みを設定することが可能です。
お子さんがいる家庭では、夏休みなどの長期休暇や参観日に休みを入れられたら嬉しいですよね。
筆者の場合、夕方には一旦仕事を終えてごはんを作り、洗い物が終わったら再開、集中できればそのまま夜中まで作業し、朝寝て昼に起きるなんてこともあります。(不健康なのでおすすめはしません……)
筆者はスイッチが入った時にまとめて仕事をしたいタイプなので、会社員の時よりも作業効率が上がったと感じます。
親しい友人が平日休みなので、予定が合わせやすくなったことも嬉しいポイントです。
ただし、決めた納期は守る必要があり、客離れを防ぐためにはあまり休んでもいられません。
あくまでも決定権があるというだけで、その責任も自分にあると理解しておきましょう。
服装や髪色などオシャレが自由
職種によっては多少気を使わなければならないこともありますが、服装や髪色も自己責任で自由に決めることができます。
筆者は基本的に在宅ワークなので人に会うことは少ないですし撮影の仕事で外にも出ますが、ブライダルフォト以外では特に気にしたことはありません。
実際、このアイコンくらいの髪色だけど何も問題なし!
会社員だと暗くしてって言われるけど、意外とお客さんは気にしてないよ
一方、最近は多様性推進として服装や髪色の制限を緩和する企業も増えてきました。
フリーランスが、というよりは職種や状況によって制限せざるを得ないことが多い印象です。
自由とはいえ、TPOをわきまえてマナーを守るよう気をつけましょう。
嫌な上司や先輩にあれこれ言われない
個人的に、一番はこれと言ってもいいくらいです。
そもそも上司や先輩が存在しないため、小言を言われたりケチをつけられることがありません。
行きたくない飲み会にしつこく誘われたりパワハラやセクハラを受けることもなく、そういったストレスが減ったのは本当に良かったと思います。
筆者は会社員時代、パワハラを受けることも目撃することもたくさんありました。
仮に自分が直接的な被害者ではなくても、見ているだけで嫌な気持ちになるものです。
いつ自分に降りかかってくるかわからないという不安もありますよね。
人の悩みの8割は人間関係というくらいですから、そういったストレスがないというのは精神面でかなりのメリットと言えます。
仕事やお客さんをある程度選べる
上司や先輩がいなくても、お客さんに嫌なこと言われることはあるでしょ?
もちろんゼロとは言い切れません。
しかし、上司や先輩は嫌だからといってすぐにクビにしたり異動させたりできない一方、フリーランスだと仕事相手は自分で選べます。
メンタルヘルスケアも自分で行う必要があるため、嫌な態度をされてストレスで仕事や私生活に支障が出るくらいなら取引先から外してしまいましょう。
また、仕事内容や待遇も自分で選べます。
面倒なことは外注してもいいですし、コストパフォーマンスの悪い仕事は断ることもできます。
ただし、あまりにも好き嫌い激しく仕事や取引先を選り好みしているといつまで経っても稼げません。
どこまで妥協できるのかきちんと考え、仕事として成り立つ範囲で取捨選択しましょう。
努力次第でいくらでも稼げる
会社員はある程度お給料が決まっていて安定していますが、ほぼ決まった範囲までしか稼げませんよね?
どれだけ頑張っても昇進は先輩の方が優先だったり、成果が出てもその分がそのままお金で還元されるわけではありません。
営業職は青天井のこともありますが、会社に引かれる分があるので能力が高い人は独立した方が稼げる場合が多いです。
一方、フリーランスは単価も仕事量も自分で決められますから、努力して自分の価値を上げていけばどこまででも稼ぐことができます。
決して楽なことではありませんが、頑張って成果を上げれば収入という形で報われます。
最初は苦しいかもしれませんが、コツコツ実績を積み重ねていきましょう。
フリーランスになって後悔した3つのこと
ローンや賃貸の審査が通りづらい
会社員との決定的な違いとも言えますが、フリーランスは給料が約束されていません。
そのため、クレジットカードの申し込みやローン、賃貸の審査に通りづらい傾向があります。
実際、筆者は会社を辞めてから車のローンを組む際、会社員からフリーランスになったと営業担当に告げたところ「もしかしたら審査通らないかも」と難しい顔で言われました。
この時は残価クレジットの残りを再クレジットするという内容だったため金額が少なく、それまで5年間遅滞無く支払っていたこともあってか審査は無事に通過できました。
しかし、これまで何度も審査を見てきたであろう人がフリーランスと聞いただけで難しい顔をするくらい、フリーランス1年目は社会的信用がないということです。
住宅ローンも基本的に独立から3年以上経っていないと審査に通ることは難しいと言われています。(直近3期分の確定申告書を基に審査するため)
また、某SNSで金融資産が30億円以上ある人でもクレジットカード発行の審査に落ち、その後年収証明書を出したにも関わらず無職という理由で賃貸の審査にも落ちたそうです。
財産があっても社会的地位や定期的な収入があるかないかで支払い能力が判断されてしまうんですね。
クレジットカードの発行やローンの契約を考えている人はフリーランスになる前に済ませておくようにしましょう。
スキルや実績を積むのが大変
会社員だと企業によっては資格取得のための補助金が出たりe-Learningのシステムが完備されている、無料で本を借りられるなど、会社の援助のもとでスキルアップに励めますよね。
また、上司が仕事ぶりを見て少しずつ仕事のランクを上げてくれたり、社内で成果を発表したりして実績を作ることもできます。
筆者が勤めていた企業ではe-Learningが推奨されていて、勤務時間中に勉強をすることができました。
仕事に関係することなら資格取得のために補助金や特別休暇ももらえましたし、正直もっと搾り取って……ではなく、そういう制度を活用してから退職すればよかったと後悔しました。
フリーランスだと資格を取得するにも参考書を買うにも全て自費ですし、実績になる仕事も自分で取って来なければなりません。
会社からの恩恵は思った以上に大きいため、独立前の人はご自身の職場の制度を確認してみましょう。
使えるものはすべて使ってから退職しよう!
家族や友人から理解されない
これはフリーランスのつらいところですが、周りから理解を得られなかったり反対されることが多いです。
筆者は幸いなことにパートナーからは理解してもらえたので自由にやっていますが、一部の友人や先輩、上司からは「せっかく高卒で大手に入ったのにもったいない」「もう少し会社で頑張ったら?」「やめときなよ」と結構言われました。
上司は人手不足で引き止めたかっただけかも……
他にも、知り合いが奥様に「なんの仕事?怪しい商売とかやめてよね」と言われて喧嘩になっていました。
フリーランスを選ばなかった人にとっては未知の世界ですから心配したり思い込みやイメージが先行してしまうのも無理はありませんが、家族から理解されないのはつらいですよね。
友人であれば理解してくれそうにない人には話さなければいいですが、共に生活する相手となるとそうはいきません。
不安にさせたり金銭的なトラブルを避けるためにも、今後の計画なども含めて事前にしっかりと相談してみましょう。
両親に反対されたって話をよく聞くけど、家を出ていて金銭のやり取りが無いなら、特別な事情がない限り気にし過ぎなくていいと思うよ。
会社からも親からも独立して、責任を持って自分の人生を歩んでいこう!
【まとめ】大切なのは自分にとって良いことかどうか
フリーランスになると良いこともあれば逆に後悔してしまうこともありますが、大切なのは自分にとってどちらの方が大きいかです。
魅力に感じることや悔やむことは人それぞれですので、これからフリーランスを目指す人は色んな先輩の話を聞いて「自分はどう思うだろう?」と考えてみてください。
事前にわかっていれば対応できることもありますから、なるべく後悔しないように準備を進めていってくださいね。
↑この記事ではフリーランスが抱えがちなつらさの経験談と、周りが反対する理由をまとめているよ。
対処法も解説しているから、良かったら参考にしてください!