
自分をプロって呼べるかわからないし、お金もらっていいのかな……
フリーランスになると自分のペースで仕事を進め、組織に縛られることなく自由な働き方ができることが魅力です。
しかし、多くの初心者が抱える共通の悩みとして「プロじゃないと仕事がもらえないのでは?」「自分のレベルはどの程度なんだろう」という不安がありますよね。
どのくらいのレベルならお金がもらえるのか、私も最初はすごく悩んで足踏みしていました。
今回はフリーランス初心者が抱えるそんな悩みを解決するべく、『そもそもプロとは何なのか?』ということや、実力よりもまず最初に大切にしてほしいことを経験者である筆者がご紹介していきます。
サクッと読めるので、一緒に不安を解消してフリーランスへの一歩を踏み出しましょう!
- これからフリーランスになる(なりたい)
- フリーランスになったばかり
- 人前に出せる、お金がもらえるレベルか自信がない
- どこからがプロなのかわからない
プロじゃないけどフリーランスは始められる?
正直な話、プロじゃなくてもフリーランスとして活動を始めることは可能です。
実力がそこまでなくても工夫次第で仕事はもらえます。
なぜなら、求めているレベルや個性は人それぞれだからです。
何に魅力を感じ、どのくらいお金を払うかは状況や価値観によってさまざまです。
例えば会社が従業員を採用する時も、自分のやり方で仕事をするベテランより未経験の人を一から育てたい場合だってあります。
必ずスキルや実力がある人が選ばれるとは限らないのです。
フリーランスとしての成功は持っている資格や実力だけでなく、積み重ねた人生経験や個性にも大きく左右されます。
突出した才能や知識がなくても、フリーランスとして食べていくことは誰にでもできるので安心して前に進んでください。



私も最初はただのスキル無し脱サラニートでしたが、今ではフリーで食べていけています!
ただし、安定して仕事を依頼してもらえるようになるには努力と工夫が必要です。
待っていてもお客さんが寄ってくるわけではないため、積極的に自分の魅力や価値をアピールしていきましょう。
そもそもプロの基準って何?



どのくらいのレベルならプロを名乗れるの?
答えは意外と単純です。
実力やレベル、資格の有無は関係なくお金をもらっているかどうかで決まります。
アマチュアは趣味として自分の好きなことをやっているだけで、どんなに実力があってもそれをお金を稼ぐ手段にはしていません。
一方、価値を提供する対価としてお金をもらうとプロとして扱われます。
例えば、趣味で絵を描いていた人が誰かに絵を売って欲しいと言われ、お金をもらうとします。
その時点ではまだ、趣味で描いた絵をたまたま買ってもらっただけかもしれません。
しかし、その実績を基に営利目的で活動を始めて継続的にお金を得るようになると周りはその人をプロだと認識するようになります。
スポーツ選手のプロ・アマの区別と違って明確な基準はありませんが、お金という対価をもらって継続した活動をしていれば、その活動のプロと呼べます。
言ってしまえば、飲食店やコンビニのアルバイトだって継続的にお金をもらって接客をしている、接客のプロなのです。
余談ですが…
最近、某SNSで「低い給料のアルバイトに接客の質を求めるな」という旨の投稿がありました。
仮にですが、時給1,000円で超高級ホテルレベルの接客を求められたら確かに困っちゃいますよね。
しかし、お金をもらって働いているプロである以上、雇用主(クライアント)が求める質の仕事はするべきです。
仕事を受けるときは自分が提供する価値と依頼主から受け取る対価が本当に見合っているかしっかり確認し、割に合わないと感じたら無理せずお断りする勇気を持ちましょう。
実力よりも行動がものを言う



お金をもらえるほどの実力がなければプロになれないってことでしょ?
いえいえ、そんなことはありません。
先ほどの絵の話ですが、例えば芸術系の大学や専門学校を出たわけでも、デッサンの勉強をしたわけでもない人が何気なく描いた絵が「味がある」という理由で人気になることだってあります。
友人や家族から送られてきたLINEのスタンプを見て「自分でも描けそう」と思ったことはないですか?
そこまでは思わなくても、綺麗で整った絵のスタンプだけが売れているわけじゃないですよね。
送られてきたスタンプをなんとなく気に入ったり、相手が使っているからと購入することもあるでしょう。
では、スタンプを買おうとしたときに作者の資格や経歴、今までの作品などを確認してから購入しますか?
恐らくほとんどの人がそんなことは全く知らないまま、気にもせず購入するはずです。
それでも、その金額を払う価値や理由があって購入するのです。
この一連の流れは、作者が行動を起こしたところから始まります。
行動しないままでは、気に入ってもらう機会も得られません。
「まだお金をもらえるレベルじゃない」と思うかもしれませんが、お金を払うかどうかは相手が決めます。
とにかくまずは行動し、相手に自分の価値を知ってもらうことがプロへの第一歩です。
行動が実績に、実績が自信につながる
先ほどのスタンプの話では、作者はスタンプを作ってLINEに登録するという行動を起こしました。
行動した結果、作品を気に入った人が購入したという実績を得たのです。
そしてさらに、スタンプが送られた人にも気に入ってもらえれば次の実績へと繋がっていきます。
自信が無くても勇気を出して行動し、一つでも購入してもらえれば嬉しいものです。
需要があるんだと実感でき、自信にもつながります。
そして次の作品を作り、売れる作品の傾向を分析して次の作品へ反映させる、これはもうプロと呼べますよね。
このように、最初は自信が無くてもまずは行動し、一つでも実績を作ることができれば自然と自信はついてきます。
小さな成功の積み重ねが大きな自信へとつながるのです。
上ばかり見ていてはきりがありません。
まずは小さくても、何か一つ実績を作ることを目標に行動を起こしましょう。
失敗が怖くて行動できない……という人はこちら
の記事も参考にしてみてください。プロだという意識を持つこと



自分初心者なので、多めに見てください……
なんて言われても、お金を払っているんだからちゃんとやってよと思いますよね。
そういう態度の人には二度と仕事を頼みたくないと感じる人が大半です。
仕事を依頼するときも、自信が無さそうだとお客さんは「この人に任せて大丈夫かな?」と不安になります。
意識的に「自分はまだプロじゃない」と思っていても、お客さんにはそういった態度は見せないようにしましょう。
プロとして責任を持った対応を心がけていれば、クライアントからの信頼にも繋がります。
初心者だからと新人気分でクライアントに甘えず、独立した一人の経営者としての自覚をもって仕事取り組みましょう。
まとめ
- プロじゃなくてもフリーランスになれる
- 価値を提供する対価をもらって活動を継続しているのがプロ
- 求めているレベルや個性は人それぞれで、必ずスキルや実績がある人が選ばれるとは限らない
- お金を払う価値があるかどうかは相手が決めること
- プロ意識のない人に仕事を頼みたい人はいない
- 仕事を受けるときは提供する価値と受け取る対価が本当に見合っているか確認する
自分の価値を決めつけず、まずは行動してみよう
誰しも最初からプロなわけではありません。
責任をもって行動し、実績と対価を得て初めてプロとなるのです。
一番大切なことは、自分の価値を決めつけずに行動してみることです。
先にも伝えましたが、お金を払う価値があるかどうかは相手側が決めることだと覚えておいてください。
成果につながらなくても、そこから何が足りなかったか分析して改善していけばよいのです。
行動し、小さな実績を積み重ね、自信をつけながら成長していくことで自然と実力は身についてきます。
高い天井を見上げるよりも前を向き、まずは一歩だけでも勇気を出して踏み出してみましょう。
あなたのこれからの活動を応援しています!