
会社を辞めてフリーランスになりたい……
絶対やっておかないといけないことってある?
会社で得たスキルを活かしてフリーランスになりたいという人や、副業からフリーランスへ転向したいという人は多いのではないでしょうか?
いずれは独立したいけれど、何から始めればいいかわからないと不安に思いますよね。
フリーランスになるために、まず最初にすることは『心構え』です。
実務に取りかかる前に心の準備をしておくことで、今後訪れる重要な局面を乗り越えることができます。
今回は、フリーランスになる前に必要な心構えを経験者目線で5つ厳選してご紹介します。
長く続けていくためには精神面も整えておくことが大切ですから、一緒に準備していきましょう!
- フリーランスになりたい、なったばかり
- フリーランスになる前にするべき心の準備が知りたい
- フリーランス経験者の話を聞きたい
フリーランスになるために必要な5つの心構えとは?



よーし、やるぞ!って気持ちが大事だよね!
何事にもまずはやる気が一番大切です。
そして、やる気は持続させなければ意味がありません。
やる気を引き起こし、継続して活動していくための心構えをご紹介します。
- 自信を持つ
- 責任感を持つ
- 失敗を失敗と思わない
- ビジョンを明確にする
- ポジティブな思考を心がける
どれも簡単に思えて実は難しいことばかりです。
順番に解説していきますね。
自信を持つ
例えば、自分の手術を担当するお医者さんがすごく自信なさげで腰が低かったらどう思いますか?



え、それはかなり不安かも……
不安になりますし、別の人にお願いしたくなりますよね。
たとえ資格やスキル、実績を持っていたとしても自信が無い人に何かを頼むのは不安になるものです。
フリーランスはお客さんに自分を売り込むことが何よりも大切です。
自信なさげで金額を下げていてはいつまでたっても稼げませんし、質の良いお客さんは依頼してこないでしょう。
逆に、安さや要求の通りやすさを重視している質の悪いお客さんばかり寄ってくることになりかねません。
また、時にはハッタリも大切です。
多少自信が無くても堂々としていることで、お客さんは安心してあなたに仕事を任せることができます。
一方、自分のレベルとかけ離れた依頼を受けるのは無責任です。
まずは自分の能力や相場を客観的に把握するようにしましょう。



自信があり過ぎても良くないってことだね
会社員と違い、フリーランスは背中を押してくれる先輩や同僚はいません。
長く自分の仕事と向き合っていくためにもまずは自分自身が自分を信じ、味方になってあげることが大切です。
責任感を持つ
会社員の場合、重要な決定は社長や役員が行うため、経営に関する責任はそういった偉い人たちが取ってくれます。
一方、フリーランスは経営方針から日々のスケジュールまでの全てを自分の責任のもと、自分で決める必要があります。
失敗しても尻拭いをしてくれる人はおらず、会社という組織が守ってくれるわけでもお給料を保証してくれるわけでもありません。
また、一度受けた仕事は何があっても最後まで自分で対応しなければなりません。
体調を崩したり急用が入ったからといって誰かに仕事を変わってもらえるわけではないため、スケジュールや体調管理にもより一層気を配りましょう。
逆に、自分の責任の範囲内なら自由に働けるということでもあります。
例えば好きな服装で働いてお客さんからクレームが入ったとしても、自分で対応できてその後の評判も気にしないならそれでいいのです。
まずは自分が経営者なのだと責任を自覚した上で、自分の目指す働き方を実現できるように模索していきましょう。
失敗を失敗と思わない
もちろん失敗はしないに越したことはありませんが、失敗を恐れて何もしなければ何も始まりません。
失敗を完全に避けることは不可能ですから、失敗を新たな知識や経験としてどうやって活かすかが重要です。
かの有名な発明家のエジソンは電球の実用化までに1万回もの実験を繰り返したと言います。(回数は諸説あり)
しかし、エジソンはその1万回を「失敗ではなくうまくいかない方法を1万通り発見した」と言ったそうです。
失敗は成功のもととも言います。
うまくいかなくてもその経験を次に活かすことができれば、それは少しずつ成功に近づいているということなのです。
成功するまで行動し続けることで、それまでの失敗も成功のために必要な過程だった、つまり失敗したわけではないととらえることができます。
本当の失敗は目的を諦めた瞬間に訪れます。
一度失敗してもそこで終わりにせず、別の方法を考えることが成功へのカギとなるのです。
失敗することでしか得られない経験や新しい発想もありますので、めげずに自分が目指す未来へ向かって進んでいきましょう。



諦めも肝心って言葉もあるよね?
当然、どうにもならないことは世の中にいくつも存在します。
絶対に不可能なことや適切でないやり方をいつまでも続けるのは努力の継続ではなく無謀というもの。
1つの方法にこだわらず、別の道から成功にたどり着ければよいと考えることが大切です。
目標が何かを見失わず、諦めの使いどころを間違わないようにしましょう。
ビジョンを明確にする
ご自身が働いている会社のホームページを見たことはありますか?
どの会社も、大抵はその会社が最終的に目指す将来像や目標が書かれています。それがビジョンです。
20○○年ビジョン、といったように時期を区切ってビジョンを設定することもありますね。
会社は経営陣がビジョンを設定し、それに向かって従業員が同じ方向を向いて仕事を進めていきます。
同じように、フリーランスも個人事業主という企業ですからビジョンを明確にしておく必要があります。
将来どのようになりたいか、最終的に何を目指すのかが明確でないと、活動の方向性が決まらず迷走してしまったり、モチベーション低下にもつながります。
目的や目標がふわっとしていると、何から始めればいいかわかりませんよね。
まず「自分はなぜフリーランスになりたいと思ったのか」、目的を忘れないようにしましょう。
その上で具体的なビジョンを設定し、実現に向けた目標を設定したら後は一つずつクリアしていくだけです。
望む未来に向けて一歩ずつ確実に進んでいきましょう!
ポジティブな思考を心がける
自分の仕事に納得がいかなかったり、ライバルに負けたと感じた時は悔しいし落ちこみますよね。
こういった感情は誰にでも湧いてきますし避けることは難しいですが、大切なのは落ちこんだ後どうするかです。



こんなんじゃダメだ!それなら……
- やっぱり自分には向いていないのかな
- 商売にできるレベルじゃないのかも
- 自分なんて需要ないかも
- 何がダメだったか分析しよう
- もっと頑張って上達しよう
- ライバルを参考にしてみよう
ネガティブな思考でいると、感情に引っ張られてそこで立ち止まってしまいます。
落ち込んで自分を責めるばかりで何も解決しませんし、周りから置いて行かれるだけです。
一方、ポジティブな思考でいるとすぐに切り替えてこの後どうするかを考え、次の行動に移すことができます。
将来的にどちらの方が成功しそうかは一目瞭然ですよね。
励ましてくれる人もいませんから、一人での仕事はネガティブ思考になりがちです。
最初から上手くいく人の方が少ないのですから、自分の伸びしろを信じて前向きに頑張っていきましょう!