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【経験談】フリーランスが反対される理由とつらい時の対処法3選

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フリーランスになりたいって言うと周りからめちゃくちゃ反対される……

そんな経験ありませんか?

筆者は会社員になって5〜6年経ったあたりで「組織で働くの向いてないな〜」と感じ、フリーで働きたいと思い始めました。

しかし、それを周りに話すと反対されるか難しい顔をされることが多かったのです。

最終的にはパートナーが快諾してくれたので会社を辞め晴れてフリーランスになりましたが、あんまり周りから反対されると不安になってしまいますよね。

やめとけって言われるけど、実際はどうなの?」と疑問に思っている人は多いと思います。

その上で最初にお伝えしたいのは、フリーランス初心者はつらいことが8割ということです。

8割……つらいからやめとけってこと?

つらいこと以外にも、周りが反対するのには様々な理由があります。

今回は、どうしてフリーランスになるのを反対する人が多いのか?という疑問へお答えするとともに、反対意見を浴びながらもフリーランスになった筆者が、実際につらいと感じたことやその対処法をご紹介していきます!

この記事はこんな人におすすめ
  • フリーランスになりたい、なったばかり
  • フリーランスになるのを反対されている
  • フリーランスのつらいところ、経験者の話を聞きたい
  • つらいときの対処法が知りたい
目次

フリーランスはなぜ反対される?その理由とは

やったこともないのに、どうしてみんな反対してくるの?

会社の先輩や友人から反対されたとき「そうですよね〜」と相槌を打ちながら、内心はそんな風に思っていました。

会社員として働いていて、フリーランスになったことがない人の方が反対してくることが多いと感じます。

どうしてやったこともない人が反対してくるのか?

それは、その人たちにはフリーランスを選ばなかった理由があるからです。

稼げる保証がない

まず、会社員との一番の違いはお給料が約束されていないことです。

会社に属する場合、倒産でもしない限りは例え業績が悪くてもお給料がもらえるため、安心して働くことができます。

一方、フリーランスは働いても利益が出なければ収入はゼロですし、安定して仕事が入ってくるとは限りません。

実際、筆者もフリーランスになって半年くらいは学生アルバイト程度にしか稼げませんでした。

反対する人の多くは「安定した賃金と生活」を重視していて、あなたが生活できなくなるではないかと心配しているのです。

どのように生きていきたいかは本人が決めることですが、ある程度のお金が無いと生きていけないことは確かです。
最低限、衣食住は確保できるようにしっかりと計画を立ててから独立しましょう。

想像よりもやることが多くて大変

フリーランスは基本的にすべての業務を自分で行う必要があるため、思っているよりもやることが多いです。

会社だと基本的には役割を分担するため、それぞれの仕事にある程度専念できますよね。
多くの人が大変だと感じる確定申告も、会社員なら年末調整してもらえるため基本は不要です。

一方、フリーランスはメインの仕事に専念したくても雑務に追われて集中できないことが多々あります。

依頼を探すところから始まり価格交渉や請求書の作成、帳簿管理や消耗品の調達、法律の確認など細々とした事務・管理業務をすべて自分一人で行う必要があるのです。

そういった業務が苦手な人は慣れるまで苦労しますし、本来やりたかった仕事をする時間が減ってストレスになる場合もあります。

また、業務量が多く手が回らない状態で納期が近づいてきても手伝ってくれる人がいないため、一人で乗り切らなければなりません。

そういったことを知っている人は「会社に属していた方が楽だよ」と反対するのです。

手が回らないときは単純作業を外注したり補助ソフトを購入するなど、負担を減らす方法はあります。
予算と相談しつつ、どこまでを自分でやるべきか考えてスムーズに仕事ができるようにしましょう。

自己管理能力がないとダラける

会社には規則や暗黙の了解がありますよね。
例えば出退勤時間や労働時間はある程度決まっていて、割に合わなくても指示された仕事は断れないことがほとんどです。

身だしなみも規定に沿って整える必要がありますし、通勤手段も制限されます。
急に転勤を命じられることもあるでしょう。

筆者はそういった制約が息苦しく感じていました。

一方フリーランスの場合、クライアントに会う時はある程度身だしなみを整える必要がありますが、仕事の開始時間も服装も一日にどれだけ働くかもすべて自由です。

そうすると「今日は気分が乗らないから明日にしよう」「休憩しようと思ってスマホ見てたら夕方になってた」といったように、自由ゆえにダラけてしまうのです。

一日二日ならいいですが長く続いてしまうと納期に間に合わなかったり、何も生産できず収入が得られないなんて事態になりかねません。

不快なことを避けたいという感情から、人は楽な方へと流されがちです。

そして、生きていくためにはそういった感情を会社に管理してもらった方が楽だと考えている人や無自覚にそう感じている人は多く存在します。

そういう人はフリーランスには向いていませんし、会社員のままの方が楽なのです。

ダラけないためには自分の中でルールや目標を明確に決めておくことが大切。
感情に流されず「面倒でも後のことを考えてやっておこう」と考え、とにかく行動しましょう。

ダラけたりしないし、頑張ってたくさん働いてガッツリ稼ぐよ!

そう思った人は怠惰な感情に打ち勝つことはできるかもしれませんが、逆に頑張りすぎて体調を崩してしまうことが心配です。

無理をしないのも自己管理のうちですので、長時間労働をしないように業務量を調整しましょう。

フリーランスのどこがつらい?

ここまで、フリーランスが反対される理由を3つ厳選してご紹介しました。
フリーランスを選ばなかった人にも様々な思いがあり、心配して反対しているんですね。

フリーランスとして活動を続けている筆者の立場でも、反対する人の気持ちはよくわかります。

どうしてそう思うのか、ここからは筆者が実際にフリーランスになってみて感じたつらいことをご紹介していきますね。

収入や将来への不安

やはり一番つらいのはお金や将来への不安です。

上を見れば会社員よりも多く稼ぐことが可能なフリーランスですが、最初から稼げるわけではなく毎月の収入も安定しません。

業績が悪かった月は「このまま稼げなくなったらどうしよう……」と不安になり、特に駆け出しの頃は預金が減っていくにつれてバイトや派遣の求人を眺め始めます。(経験談)

そして次第に、現在の生活だけでなく老後の心配も出てきます。

ただでさえ老後2000万円問題が騒がれている中、フリーランスは厚生年金の上乗せがありません。

そのため将来受け取れる年金額は会社員と比べ約3分の1ほどで、年額にすると100万円以上の差が出てきます。
(40年間継続してフリーランス、会社員だった場合

会社員からフリーランスへの転向を考えている人は副業から始めて稼げるようになってから独立したり、当面の生活費を貯めておくなどの準備をしてから退職すると安心です。

学校卒業と同時に個人でやって行くぞ!と思っている人も、学生起業家もいるくらいですから不可能ではありません。

しかし、職種に関連しているかつ箔がつくレベルの学校を卒業したか、在学中に何か実績をあげている人以外は相当な才能や伝手がないと厳しい道になるでしょう。

一度就職してから独立することも視野に入れておくのがおすすめです。

フリーランスになる前にしばらく食べていけるだけの手段を用意しておきましょう。

先輩や同僚がいない孤独

フリーランスは一人で仕事をする時間が長く、上司はもちろん先輩や同僚も存在しません。

筆者は人付き合いが得意な方ではないため、最初はその方が気楽で良いと思っていました。
理不尽な文句を言われることも、仕事を押し付けられることもないですからね。

しかし、一人での仕事が長くなるにつれて次第に孤独感を覚えるようになったのです。

特に在宅ワークが中心だと買い物にでも出かけない限り外に出ないため、他人と関わることがありません。
そうすると、社会から孤立しているような気さえしてくるのです。

また、行き詰まった時や第三者の意見を参考にしたい時、相談できる先輩や話を聞いてくれる同僚がいないため、解決に時間がかかります。

落ち込んでいても声をかけてもらえず、ご飯に誘ってもらえないのは少し寂しく感じますよね。

飲み会も面倒に思ってたけど、いざ無くなるとちょっと恋しい……

モチベーションを保つのが難しい

会社員だと昇給査定があったり、キャリアプランを上司と相談したり、先輩や同僚をみて自分も頑張ろうと思ったり、後輩ができたからしっかりしなきゃ!と思ったり……

目標や現状のあり方を見直して気合を入れ直す機会って結構ありますよね。

フリーランスだと身近に切磋琢磨できる人もアドバイスしてくれる人もいません。
つまり、モチベーションを維持するための外部からの刺激が少ないのです。

一方、頑張って仕事を終えてクライアントに喜ばれた時は嬉しさもひとしおです。

組織として活動するよりも自分個人の成果を実感しやすいため、仕事にやりがいを感じられます。

怠惰な気持ちに打ち勝ってより良い仕事をし、クライアントに喜んでもらうことで次の案件へのモチベーションにしていきましょう。

クライアントから対等に扱われない

会社同士でも大手と中小で対等に見られないこともありますが、フリーランスはそもそも会社ですらないため、下に見られることがあります。

クライアントによってはこちらの足元を見て不当に安く契約しようとしたり、無理な要求をしてくることも少なくありません。

でも企業との取引は実績になるし、安くても受けた方が後々得なんじゃない?

筆者も駆け出しの頃はそう思っていましたし、確かに最初はそういう姿勢も大事かもしれません。

作業を簡素化してその分を安くするのなら、中長期的な戦略としては有効でしょう。

しかし、最初から根拠なく安くし過ぎては「自分は素人で品質に自信が無いです」と言っているようなものです。

自分の手術を担当するお医者さんが自信なさげだったら、医師免許を持っていたとしても不安に思いませんか?

肩書きや実績も大切ですが、なによりも相手を安心させることが重要です。
自分がどのくらいのレベルなのか相場を知るとともに、たとえ自信がなくても堂々とした態度を心掛けましょう。

また、価格交渉では「もっと安くしろ」「この値段じゃ誰もあなたに頼まないよ」なんてことを言われたりもするでしょう。

しかし、そんな失礼なお客さんに割いている時間がもったいないです。

この値段以下では受けないと決めたらそれをハッキリと伝え、雑に扱われていると感じたら迷わず距離をおきましょう。

クライアントは必要な物を買いたい人、あなたはそれを売りたい人という逆の立場にいるだけで、その関係と取引は対等であるべきです。

あなたの仕事に魅力を感じ、対等に扱ってくれる取引先を見つけたらそのつながりを大切にしてください。

信頼関係を築けば別の取引先を紹介してくれることも!

フリーランスは会社に守ってもらえません。
自分の身は自分で守れるようになりましょう。

会社を辞めない方が良かったかもしれないと思う瞬間

何事にも後悔はつきものです。

筆者は一応、名の知れた企業に勤めていたため「もったいなかったかな」と思うことがあります。
周りからも「辞めちゃったの!?もったいない!」とよく言われました。

特に駆け出しの頃は「辞めなければよかったかも」と何度も思ったものです。

約束された収入、共に働く仲間、社会的地位などすべてを捨ててフリーランスになったのですから、当然と言えば当然かもしれません。

会社員時代のつらかったことを思い出しても「あの時こうしていたら」「もう少し我慢していれば」もしかしたら辞めない道もあったかもしれないと思うのです。

今でも仕事が行き詰った時にはそんな選ばなかった未来ばかりが頭に浮かび、憂鬱な気持ちになります。

しかし、進まなかった道の先を想像したところで、その道を同じ条件で進むことはもうできないのですから、考えても仕方ありません。

頑張ってばかりでは気が滅入ってしまいますから、たまには自分を甘やかしてみるのも大切です。

気持ちを切り替えて、これからの道をどう歩んでいくかを考えましょう。

つらさに負けないためには?対処法3選

色々つらいことがあるのはわかったけど、実際そうなったらどうしたらいいの?

わかっていても対処できないのでは意味がありませんよね。
そこで、つらさに負けないための対処法を3つ厳選してご紹介します!

初心を思い出す

まず、なぜフリーランスになったのかを思い出してください。

会社のここが嫌だった、フリーランスのここに魅力を感じた、何か目標があって始めたなど人によって様々です。

しかし、フリーランス歴が長くなると最初の動機など意外と忘れてしまうものです。

つらさの種類が違うだけで、会社員に戻ってもつらいことは山ほどあります。

よく検討し、本当に会社員の方が良かったと思うのであれば戻るのも選択肢の一つですが、同じ会社に同じポジションで戻れるわけではないという点には注意しましょう。

つらい時はネガティブになり、判断力が低下している可能性もあります。
一度美味しいものでも食べてゆっくり寝て、それから1つずつ考えるようにしましょう。

私は奮発して大好きなハーゲンダッツを食べるか、気が済むまで寝ることにしてるよ。
昼に起きてアイスを食べながら仕事できるなんて、やっぱりフリーランス最高!

理解してもらえない人には相談しない

これは精神を安定させるためにとても重要なことです。

まずは「人間は理解し合えないこともある」ということを理解しましょう。
理解してくれない人は何も悪くありません。

そして、理解されないからといってあなたが間違っているわけでもありません。

ただ、お互いに考え方や価値観が異なるだけです。

無理にわかってもらおうとすると相手側がそれを苦痛に感じるかもしれませんし、悩みを相談したいのに逆にストレスになってしまいます。

どちらにとってもプラスにならない上に時間や労力がもったいないので、仕事に関しては価値観が合わないのかも?と思ったら話題を切り替えましょう。

フリーランス仲間を作る

持つべきものは仲間です。
家族や友人に理解されなくても、同じフリーランスなら近い立場で話を聞いてもらえます

職場の人間関係が煩わしくて独立したとしても、長らく人と接さないと逆に関わりたくなるものです。

一人でも仲間がいると精神的な安定感がだいぶ違いますので、自分と職種や話が合いそうな人を探して交流してみましょう。

信頼関係が築ければ仕事を紹介してもらえることもあります。

身近にいなくてもSNSで知り合うこともできるから、似た職種の人とは積極的に関わってみよう!

【まとめ】つらくても会社員に戻りたいとは思わない

最後に伝えたいことは、つらいことはあるけれどフリーランスをやめて会社員に戻りたいと思ったことは一度もないということです。

フリーランスになった当初は「本当に会社を辞めて良かったのか?」とは何度も思いました。
しかし、その度に「もう少し頑張ろう」と思える魅力がフリーランスにはあるのです。

最初にフリーランス初心者はつらいことが8割とお伝えしましたが、これは初心者の話です。
継続してレベルアップしていくうちに、段々と不安やつらさは減っていきますので安心してください。

反対してくる人は意地悪や馬鹿にして言っているのではなく、あなたを心配していることが大半です。

家族の場合は自分の生活への影響も考えているはずですから、安心してもらえるようにきちんと計画を立てて無理なく進んでいきましょう。

少しでも自分に合ったより良い未来を掴めることを願っています!

フリーランスになって減ったストレスもたくさんある!
この記事でまとめているから読んでみてね。

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